TOEICは主にリスニングパートとリーディングパートに分かれています。今回は特にリーディングが苦手な人、また時間がなく最後まで解けない人向けに解き方のコツと実体験から得点アップにリアルに繋がった参考書を紹介したいと思います。
あなたもTOEICで目標点を突破したいと思うのであれば、ぜひこの記事を参考にしていただきたと思います。
Contents
TOEIC[リーディング]コツと使える参考書紹介
TOEICを初めて受検したのは大学2年生の時で、目的は、就職活動のためでした。当時は現在ほどTOEICは一般には知られていませんでしたが、私は積極的に受けるようにしていました。
当時の私の点数は730点くらいで、夏休みの旅行先で出会った他大学の学生が820点ほどだったので、それに刺激を受けて勉強を続けていました。
大学を卒業して、就職した後で受けた最初のTOEICで830点を取ったときはとても嬉しかった記憶があります。
リーディングの勉強法とは?
私は過去、何度も「壁」にぶつかり、得点が伸び悩みました。そんな時、色々な対策を試しましたが、有効だったと思うのは、語彙(単語・熟語)の増強です。リスニング・パートはもちろんリーディング・パートの得点アップに有効でした。
是非、アプリを使って、通勤時等に語彙力の向上に取り組んでみてください。このような繰り返し耳から聞くという方法は、自分自身の経験から、年齢に関係なく有効であると確信しています。
もう一つは、模試の活用です。得点力子向上のためには、「模試を解く⇒復習する」というパターンを繰り返すことが重要です。
模試の活用は、本番の直前期という人が多いと思いますが、できれば本番の2~3週間前から始めると効果がより高くなると思います。
各パートのコツは?
Part 1で重要なことは、①Part1独特の不自然な表現に慣れる。②「受け身の進行形」と「受け身の完了形」を区別する。③日々のディクテーションの練習によって正解データベースを構築する。
Part2は、①「素直ではないレスポンス」に慣れる。②「疑問形ではない発言に対するレスポンス」に慣れる。
Part3および4は、①設問(及びグラフィック)を先読みして、ポイントを絞って質問(音声)を聞く。②正答の根拠が一度しか登場しない問題に注意する。
Part5は、文脈、文法、語法などの視点から正解を見つけ出します。
Part6は、①問題文を最初から最後まで読む。②文挿入問題では、空所の前後を繋げるキーワードを意識する。③Delayed Clue問題(正答の根拠が空所から少し離れた所にある)問題に注意する。
Part7は、①読解するパターンを確立する3。②正答の根拠を発見するトレーニングを欠かさないということです。
リアルにおすすめ参考書紹介
参考書の使い方
問題集大半は、問題がランダムに羅列されていることが多いのですが、『究極のゼミシリーズ』は設問タイプ別に章分けされています。このため、自分が苦手な問題の種類と、その解き方が分かりやすくなっています。
また、一部の問題には「ゼミ生中継」という一歩踏み込んだ解説があり、不正解の選択肢についての説明や、よく出る問題パターンなどが解説されてあってとても役に立ちます。
とくに「体系的に問題の解き方を学びたい」、「自分の弱点を分析して対策したい」という方におススメいたします。
あと、特典のダウンロード音声に「問題文→正解文」があり、これは正解のパターンを覚えるのに非常に役立ちます。さらに練習問題とミニ模試の1.15倍速、1.3倍速の音声もあるので、高地トレーニングができます。
模試を活用することでさらに得点アップか?
模試の活用について先述しましたが、以下にもう少し詳しく書きます。
「傾向と対策」などの基本的な知識と解答のテクニックが身についてきたと思ったら、次の段階では、本番と同様の形式の問題を解くトレーニングを積むことをお勧めします。
Part 1からPart 7を通して解くことで、個別の学習では見えない「大局的な視点」で試験を俯瞰することできるようになるからです。それは、多くの困難な練習を耐え抜いてきたマラソンランナーが本番前に同じコースを試走することに似ているかもしれません。
リスニング・パートでは、集中力を45分間持続して聞き取れるかどうかが重要です。リーディング・パートでは、事前に考えた時間配分どおりに解答できるかが肝要です。
もちろん、問題には比較的易しいもの、標準的なもの、難易度の高いものがありますので、場合によっては難易度の高いものは思い切って捨てるなどの判断をして確実に得点をする必要があります。
TOEICは全体で2時間を超える長い試験です。重要なポイントは、リスニングでは問題を聞き逃したときに上手く気持ちを切り替えて次の問題に取り組めるか、リーディングでは自分のプラン通りに問題を解き進められるかという点です。
試験中の心理状態が結果に大きな影響を及ぼすことを念頭において、こうしたトレーニングの一環として、模試に取り組むことは非常に有効です。
一方、デメリットについて敢えて書くとすれば、多様な種類の問題を解けないということでしょうが、良質の模試(問題集)を繰り返し解けば効果が高いので、問題ないと思います。
本番前にできることは?
TOEICの直前対策としては、まず、試験の全体を通しての心構えを覚えておくことです。一つのPartが終われば、次のPartが始まり、それぞれの冒頭で解き方の説明音声が流れます。
問題傾向をもう既に把握していればその部分を聞く必要は全くないので、塗れていないマークを塗り、更に次のPartの第一問目の設問の下読みをしておくことも効果があります。
リーディングの場合も特に長文問題のPart7は、軽く印だけをつけ大問ごとにマークをまとめて塗るようにすると、答えを変えたいと思った時にも消しゴムで消す必要がなく、集中力も途切れずに済みます。
また、問題用紙とマークシートを行ったり来たりする必要もないので目が泳がずに済みます。
おわりに
私は、「ボキャブラリーの増強と、模試の復習の徹底という方法には絶対の自信がある」と答えます。この方法を繰り返すことによって、私自身が現在900点以上を取っていることが、効果があることの何よりも証明です。
他の高得点取得者のTOEIC勉強法を見ても、「ボキャブラリーを増やすこと」および「模試の復習」を勧めている人は少なくありません。
特にボキャブラリーの増強について重要な点は、スマホのアプリを活用することです。耳を使って学習すると効果はさらにアップします。