東京オリンピックまでになんとかTOEICで900点以上とりたくないですか?これからの新生活に向けてあなたの英語力をグーンと伸ばすにはどういった勉強をすればいいのか?
私のTOEIC900点突破経験からおすすめ勉強法と参考書を紹介します。
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TOEIC900点以上を目指すための学習法と参考書とは?
TOEICを受験したのは、副業で社会人に英語を教える仕事をしたいと考えたからです。社会人向けのTOEIC口座を開催している民間の塾で講師やインストラクターを募集しているところの多くは、TOEICの点数を750点から950点程度の一定基準以上獲得することを応募条件としています。
そこでTOEICをまず5回ほど受験して自分の実力がどのようにTOEICに反映されるか確認しようと考えました。私より前にTOEICを受験して900点以上獲得した経験のある友人からは、難しい文法や読解は出ないので商業、経済やビジネス関係の用語に慣れておけば高得点は可能だと聞いていました。
そこで私もTOEICの問題が網羅する分野を研究して勉強しておけば大丈夫だと思えるようになり、受験しました。
900点以上とるための勉強法紹介
社会人のため、休日か勤務が終わってから自宅で勉強することが中心になります。とはいえ平日は疲れきって自宅に戻ると、いざ勉強する時間をなかなか取れないものです。限られた時間の中で最大限の効果を発揮するためには、通勤時間や休み時間などの隙間時間を利用しないと高得点の準備には間に合わないと思いました。
そこで通勤時間は電車の中でリスニングの問題文をイヤホンで聞き流すようにしました。周囲の雑音で聴こえないこともありますが、とにかく耳を慣らすことを第一目標にして雑音を気にせず聴き流すようにしました。
既に聴いたことのある問題文も繰り返し聴くようにしました。お昼休みにはリーディングの問題文を読んで意味を汲み取る練習を繰り返し読解スピードを上げる努力をしました。少し余裕のある昼休みには問題を解く練習もしました。
リーディングのコツ
リーディングのパートに出る問題は、TOEIC独特の用語や出題文の傾向を知っている人なら、ゆっくり時間無制限でやればさほど難しいものではありません。しかしわからない単語に引っかかってひとつの問題に時間をかけて納得いくまで答を考えたりしていると、時間が足りなくなってしまいます。
75分という限られた時間内に100問の問題をケアレスミスなく解いていく俊敏さを身につけるための訓練が必要になります。知らない語が出てきたときに、その語の意味を回答者は知らなくても解けるように出題者は問題を作成しているはずだと十分勉強してあれば予測できるので、TOEICに頻出の語句はきちんとおさえておかなければなりません。
また問題用紙にはメモを記してはいけないので、キーワードにマルをつけたり下線を引いたりしないで要旨を把握する練習も必要です。
リスニングのコツ
TOEICのリスニングの問題文はセンター試験などと異なり、それぞれ一回しか放送されないので一回聴いただけで意味を汲み取る集中力が必要です。そこで問題文の朗読の放送が始まる前に、設問に目を通しておく必要があります。
マークシートに回答番号をマークした後は間髪を入れず次の問題の設問を読むようにしましょう。放送を聴いた後で設問を読むのは非効率的ですし、考えているうちに次の問題文の放送が始まってしまいます。
またリーディングと同様に問題用紙にメモを記してはいけないので、放送を聴いている間にも問題用紙の選択肢番号にマルをつけたりしてはいけません。メモ禁止のルールの趣旨はカンニング防止なので、選択肢の番号に小さく鉛筆で直径1mmほどの点をチェックして後で消すくらいまでは許されるでしょう。
使ってほしい問題集
問題集の効果的な使い方は?
参考書冒頭にPARTごとの問題形式についての分析と対策法が記されており、いかに勉強していくべきかについての方向性をアドバイスしてくれます。「リスニング編」にはCDがついていて繰り返し聴いて慣れるようにしましょう。発音の特徴は本番と合致するので、CDの音声に耳が慣れれば有利です。
「リーディング編」をやりながら、繰り返し出てくる語句をチェックして知らないものはピックアップして覚えておくようにします。文法が苦手な人は、「文法・語彙編」で体系的に学びなおすこともできます。
仮定法や関係詞の用法など一部難解な文法に不慣れで心配な人は、「基礎文法編」で復習することをおすすめします。過去問を解いている人なら、それぞれ1冊だけでも苦手分野のものを購入して何回も繰り返せば十分効果的です。
日々の積み重ねが大切か?
以上で紹介した勉強方法は、限られた時間内で有効な効果を最大限引き出すための手法なので、特に意識が高く既に英語力の基礎を固めていて900点以上の高得点を目指す人にはメリットがあると言えます。
日頃からこつこつと努力していけば、試験直前に集中的に時間をかけて勉強する必要がありません。また参考書も過去問の問題集をやるだけでは足りない部分を補ってくれる有効なサポートとなるでしょう。
一方で隙間時間の勉強は綿密な計画が立てられないので、気がつくとあまり勉強が進んでいないということもあります。試験間近になって慌てて突貫工事で不足分を補おうとしても、一度に急速に勉強が進んだ箇所は頭に残らないので効果的とはいえません。
本番直前の勉強法は?
自分が取り組んだ既製品の参考書を持ち込むのではなく、自分用に作成したTOEIC専用の単語熟語ノートや単語カードをぱらぱらと見直すのが一番だと思います。試験直前の試験会場で問題集を解いてみたところで焼け石に水でしょう。
自分が試験勉強をしながら少しずつ蓄積してきた知識の結集といえるノートやカードを見直していると、見慣れた英語の語句に目を通すうち自信が出てきて心も落ち着き試験に臨むことができます。
おわりに
100人受験生がいれば100通りの勉強方法があると言えるので、誰でもこれさえやれば大丈夫と言う万能薬のような方法や順番はありません。もちろん他人のやり方と自分に最適の方法とたまたま一致する人もいるかもしれません。
しかし他人のやり方を見ながら自分に合っている最適の方法や手順を見つけていく過程そのものが勉強だと言えます。これなら自分ができそうだとか、自分に合っているという方法を試してみて点数が上がりそうなら続ければよいし、効果が認められないと思ったら違った方法に変更すればよいと思います。