現在、TOEICの点数が500点程度である方が800点超を目標としたい方、もしくは、ビジネスシーンやオフィシャルな場面において英語を使うことができるようになりたいと考えている方向けの勉強法を紹介します。
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TOEIC500点から800点を目指すやり方!勉強方法を解説
英語をしゃべっているつもり、書いているつもりなのだが、後で自分の英会話を聞き直したり、文面を見直すと、同じ表現や同じ単語を使いまわしていることに気が付きました。また、自分が頻繁に使用する単語や表現が稚拙なものに思え、チープな英語しか話せていない、書けていないということに愕然とし、恥ずかしくなりました。
また、相手に自分の意志を伝えることができず、身振り手振りを交えて何度も同じようなことを繰り返すということが多く、相手にかなり配慮してもらって初めて理解してもらうことができた、ということがよくありました。
相手に理解してもらうためにかなり配慮してもらう必要があるため、ご迷惑をかけてしまったと思うと同時に、自分の英語力のなさに恥ずかしくなりました。
ネイティブの表現を学びながら英文法の強化
「カッコ良く」英語を喋る、書くには、英単語や文例を多く覚える必要があります。また、その基礎となる文法についても一度はきちんと理解する必要があるでしょう。
英単語や文法について必要ない、という勉強法の紹介を目にしますが、それで到達できるレベルはTOEICでいえば500点台で、ビジネスシーンに耐えられるものではありません。定期的に英語の文章を読み、ラジオなどで聞き、ネイティブの人が良く使う単語や表現について多く触れる一方で、文法については、1冊で良いので英文法について書かれた参考書を購入するのが良いでしょう。
なお、ラジオは無料ですし、ほぼ毎回異なる内容を放送して頂けるので、飽きにくいのでおすすめです。
リーディングとリスニングの極み
リーディングの勉強をする際に、文章の全てについてを一文一文細かくかみ砕いて理解しながら読む必要はありません。それでは時間がいくらあっても足りませんし、流し読みして理解できるということは、その文章を理解するだけの実力がついているという証拠だからです。
ただし、流し読みできなかったり、少し内容の理解に困る部分については、なぜ自分はこの文章を理解できないのかを理解する必要があります。
そのために、その文章を文法的に細かく分解して、消化してゆくというプロセスを設けるようにすることが英語力上達のコツです。なぜならば、理解するのが難しい、理解できない文章を、理解できるように分解してゆく工程こそ、英語を理解するということの本質だからです。
どれだけの英語を、どれだけ短期間に聞いたかがリスニングを上達させるコツになります。同じ時間だけ英語をリスニングしたとしても、一週間かけて聞くのと数か月かけて聞くのでは、上達量が異なってきて、短期間でのほうがより上達します。実際、海外旅行に行って「耳が慣れる」ということを多く聞きますが、単に英語を聞いた量が多くなったというわけではなく、英語を「短期間で」大量に聞いたから耳が慣れたというのが正確でしょう。
また、上達のテクニックとして、ヒアリング能力が必要になる1週間前から、ラジオで英会話の番組を聞いたり、テレビの副音声で英語のニュースを聞いたりするなどして、英語に多くふれる環境を整えることが挙げられます。
ロイヤル英文法を使った学習法
英語をフィーリングで理解するのではなく、正確に理解したい、正確な英語を使いたいと思った場合に紹介した参考書がおすすめです。紹介した参考書は英文法について網羅されており、英文法について一通り学ぶのに適しています。
英文法は、英文が理解できない場合に、それを理解できる形に分解し、正確に理解する手助けになるツールです。また、英文法を理解することで、英語を書いたり喋ったりする場合に、自分が伝えたいことを表現する方法を数多くもつことが可能になります。
このように、英語を正確に理解したい、正確な英語を使いたいと思った時、まず、この参考書を読んで、一通り英語を「理解する」ということにチャレンジする、その後に他の参考書を使う、という進め方が良いでしょう。
参考書1冊でOK
この参考書を使うメリットは、参考書が1冊で良いということです。紹介した参考書は英文法を網羅しており、例文も多く紹介されています。また、この参考書はロングセラーされており、その実用性と説明のわかりやすさに定評があり、読者からの評価が高いです。
一方で、デメリットは紹介した参考書はやや分厚く、読破するのに時間が必要となることです。通勤時間を使って一日一時間読むとしても、おそらく3か月が必要になるでしょう。
3か月というのは、勉強期間としてかなり長く、「TOEICの点を上げたいから」といった程度のモチベーションでは容易に手を出せないかもしれません。
ただし、全ての章を読破できなくても、それぞれの項目を理解することができれば確実に英語力が上達しますので、英語力が上達することを実感できるのに3か月は必要ないでしょう。
まとめ
英語を母国語としない人が、正確に英語を使えるようになるために英文法は発達してきました。そのような事実があるため、英文法を勉強すれば、必ず英語力が上達すると断言できます。例えば、日本語について考えてみてください。
日本人は、日本語の文法を学んでから日本語(国語)の勉強をしません。しかし、正確な日本語を習得しようとする外国人は、日本語の文法を学びます。
「てにをは」に違和感のある、拙い日本語をしゃべる外国人の方は、日本語を文法的に理解できていないのです。あなたは、拙い英語を使うままで良いのでしょうか。