文法・語法

助動詞[must]と[have to]の違いと使い分け「初心者向けにわかりやすく解説」

助動詞「must」=「have to]って中学英語で試験対策などで勉強したと思いますが、実は微妙にニュアンスが違うことを知っていましたか?

日本語で考えると意味は同じかもしれませんが、英語で考え、正しく使い分けできるようになりましょう。今回は中学生向けにわかりやすく徹底的に解説しています。

助動詞「must」=have to[ニュアンスの違いや使い分け紹介]

geralt / Pixabay

アメリカへ留学して間もない頃、同じ意味だと思って感覚的に使用していたのですが、当時自分のクラスを担当していた講師にmustとhave toは同じ意味ではないよ!っと言われました。

和英辞典や英和辞典を使用していると、単語での意味が書かれていて、mustとhave toのケースでは両方とも「〜しなければいけない」と載っています。日本語では同じ意味として捉えられても、英語としては使用するべきシーンが明確に別れていて、お互いが持つ意味も異なっていますが、辞書だけでは、そこまで学習するのは非常に難しいです。

mustとhave toの使い分け

melkhagelslag / Pixabay

英語を正しく理解するための基本的なルールというか、法則についてですが、英語は、「音」を表す言語表記になっていて「音」のつながりで意味が変わってきたりします。逆にいうと、分解することで、その単語や慣用句の意味が理解しやすくなります。 次の見出しで詳しく説明しますが、have to であれば、haveは「〜を持っている」toは「〜をする」というように分解でき、「〜することを持っている」というように解釈できます。 そうすると、単純に「〜しなければならない」と辞書に載っていても細かいニュアンスの違いまで理解できるようになります。

must

mustから説明したいと思います。 mustは、ご存知の通り「〜しなければならない」という意味なのですが、使用するべきシーンとしては、「自分以外の何らの力によりしなければならに状況にある」時に使用します。

have to

次にhave toですが、haveは「〜を持っている」toは「〜をする」という2つの単語からなっているので、「〜することを持っている」という意味合いになり、「自分の意思でやらなければならないことがある」時に使用します。

例をあげると、パーティーなどで、先に帰宅しなければならないシーンでの話です。 もし、あなたが妻や彼女に「早く帰ってきてね」と言われている場合は、Sorry, but I must go home now.(自分以外の家族や他の人の都合によって帰らなければならない。) のようになりますが、

7時から始まるテレビドラマが見たいので、先に帰りたい時は、Sorry, but I have to go home now.(自分の意思でみたいテレビがあるので家に帰らなければならない。) のようになります。

注意点

mustとhave toに限らず、英語にはニュアンスの違う単語や表現がたくさんあります。それらを混同して使用してしまうと場合によっては、相手に失礼になってしまったりすることもありますので、注意が必要です。 自分都合の時は、have to を使用する。他人都合の時は、must を使用すると覚えておくと良いでしょう。そんな観点から他人に何かを勧める時もmustを使用します。旅行雑誌などでオススメの観光地などを紹介するページの見出しなどに “Must visite places” などと書かれているのはこのためです。

まとめ

まとめますが、自分都合の時は、have to を使用する。他人都合の時は、must を使用すると覚えておくと良いでしょう。また、自分以外の人にやってもらわなければならない何かがあったり、勧めたりする場合も mustになります。蛇足になりますが、have toによく似た表現に got to もあります。ニュアンス的には、have toよりも強制力がある感じになるかと思います。 have to < got to < must という感じのニュアンスになります。参考にしてください。

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