2017年6月の英検の試験から3級と準2級にライティング(英作文)がとうとう追加されました。その試験内容と変更点(削除された問題)をまとめます。また、ライティングが追加されたことで受験生が簡単に合格可能になった理由も記事を読んでいただければ納得できると思います。
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英検3級&準2級の試験内容をいろいろ変更。
2016年度までは準2級、3級試験にライティングはありませんでした。2016年の英検2級ライティング導入に伴い、2017年度英検準2級試験、英検3級試験共にライティング(英作文)が試験に加わりました。
ライティングは自由英作文ではなく、課題英作文(質問に答えて英作文を作る)として導入されています。また、ライティングが新しく追加されたことによって大きく3つの試験内容の変更がありました。
1.試験時間の変更
試験時間が変更になりました。
- 英検準2級試験時間65分→75分
- 英検3級試験時間40分→50分
それぞれ各10分間試験時間が伸びました。問題を解くのが早い、速読が得意な人は見直しの時間が増えてラッキーと思うかもしれません。ただし、この試験時間が伸びたことからライティングに時間がかかることを意味しています。
ライティング(英作文)が苦手だと20分以上かかってしまうと試験時間がなくなり他の問題が解けません。時間配分の練習が必要です。
2.試験料の変更
ライティングの追加によって受験料金がそーと値上げしています。
- 英検準2級は700円値上げ(本会場5200円,準会場4800円)
- 英検3級 は600円値上げ(本会場3800円,準会場3400円)
ライティングをすると添削など手間がかかるのでしょう。英検公式サイトでもこの値上げに対してライティング導入によって仕方ないものです。何回も議論した結果この値段が1番安いと記載してあります。
また、本会場(学校や塾以外)の受験料は 準会場(学校や指定された塾)の受験料より割高になっています。
3.語句整序問題の廃止
2016年度英検準2級、英検3級共に語句の整序問題(並び替え問題)はありました。
僕はこの問題を文法問題と思っていましたが、英検サイトによると語句整序問題は英作文と意味付けしていたそうです。
今回新しくライティングを導入したことによって英作文は2つもいらないって判断で語句整序問題(英作文)は必要なくなり廃止となりました。
ライティング導入は簡単合格の道
僕は英語講師として小学生と中学生に英検も教えていますが、廃止された語句整序問題(並び替え問題)を苦手とする生徒が多くいました。特に小学生に多いです。5問中1問正解するかしない生徒もいました。
語句整序問題ができない理由は明確です。文法知識がきちんと整理できていないからです。文法をしっかりと基礎から学んでいると語句整序問題は得意分野となるはずです。
小学生は耳から英語を覚える子達なので彼らに文法など基礎からみっちり教えてもなkなか身に付きません。いつかこの問題さえなくなれば僕の生徒たちは英検を余裕で合格できるのにと思っていました。すると僕の願いは英検に届いたようです。2017年度試験から語句整序問題は廃止されて、ライティングの導入です。
ライティングのほうが文法知識が必要でもっと難しいと思うかもしれません。語句整序問題よりライティングのほうが小学生向けで簡単です。
英検ライティングは簡単な暗記
英検のライティングは自分の考えを英語で表現するような難しいことはしません。英語の形(型)を覚えて単語を埋め込んでいくだけの単純作業です。少し練習すれば小学生もすぐに書けるようになります。これは英検準2級、英検3級も同じことが言えます。
このブログでライティングの書き方(簡単な作り方)をまとめていますので参考にしてください。 これからもこのブログでは英検受験生を応援しています。がんばっていきましょう。