入試

共通テストの勉強は教科書と用語集だけ?現場の人間が理由・具体的な活用法を紹介

共通テストの勉強法や具体的な結果を出す方法を知りたい方へ。現場の立場の方からリアルな勉強方法を聞くことができました。高校生の方はこの記事を参考にしていただければ幸いです。

センター試験しかり、日々の定期テストで結果を残すために一番効率の良い具体的な勉強法とは?

今回私の知人がリアルに高校の教育現場で感じたこと・学んだこと。そして教育現場に長年携わってきた上で、私たちに本当の勉強法を押してくれました。

特に大学入試・共通テストで良い点と取りたい人向けに発信しています。ぜひ参考にしていただければと思います。

教育現場から学んだ!本当の勉強方法は教科書のみ?その理由もも含めて具体的な勉強法紹介。

少し前の話になりますが、教育現場に携わっていた時代がありました。現在のリアルな現場と少し異なるかもしれませんが、私が感じた現場から伝えたい勉強法を紹介します。

教育現場で高校生と話していると感じることは、巷の参考書と教科書を同一視して考えていることです。大学入学共通テストは基本的に教科書の範囲からしか出題できません。なので、教科書を中心に学習することがとても重要になります。

私が勧めている勉強方法は、以下の通りです。

①教科書の単元をテーマごとになるべく細かく分け(理想は2ページ程度)、その範囲を熟読する。この際、読んでいる内容の中で分からない用語や文章があれば理解できるまで辞書やWebを利用して調べる。

②①をしっかりとこなし頭に叩き込んだら、教科書を閉じ、一枚の白紙の紙に内容をまとめる。この際、思い出せない内容があっても絶対に教科書を開き直さない。覚えている範囲でまとめる。まとめる方法は先生が板書するならどのようにするか考える。

③最後に実際に先生になったつもりで授業を行う。

以上の3点に尽きると思います。

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用語の意味を決して曖昧にしてはいけません

まず、心がけることは、用語の意味を曖昧にしないという点です。理科分野は特にそうですが、日常では使わない用語がたくさん使われます。

これらの用語をなんとなく理解していると、問題文の中で同じ用語を使われて出題されたときに質問に対して的確に答えることができなくなる可能性が非常に高いです。

また、近年は、問題文の中に新しい知識を盛り込んだ内容が含まれており、その内容を試験時間内に理解した上で解答するような問題形式が増えてきています。このような問題に対応するためには、問題文の文章を試験時間内に正しく理解する必要があり、用語の理解と日本語の理解力が不可欠となります。

また、教科書や資料集などのグラフを眺めてそのグラフの意味について深く考えることも価値があります。本番の試験の際にグラフを提示されることも多いですが、日頃からグラフを読み取る練習をしておくことで、本番の試験では短時間に正確な情報を読み取ることができるでしょう。

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現場で学んだ本当の勉強方法とは

①社会や理科の参考書としておすすめできるのは、まずは用語集でしょう。
その分野の辞書が旺文社や山川出版などから出ているので、そのような辞書を一冊ずつ買っておき、教科書を読んでいて分からない用語が出てきた時は、それを使って調べると良いでしょう。

②物理は為近和彦先生の「理系なら知っておきたい物理の基本ノート」をお勧めします。力学や電磁気学など分野が分かれており、物理の用語の定義や概念を丁寧に説明してくれています。

大学の内容も一部含まれていますが、問題を解く上でむしろ得をする内容も含まれているので無駄にならないでしょう。また、なんといっても為近先生の本を理解することで覚える必要のない物理の公式がわかるようになり、暗記量をより少なくすることができます。

③生物は大森徹先生の「大森徹の生物 遺伝の解法」などの分野に特化した問題集を集中的に取り組むことをお勧めします。

問題集の内容はかなり細かい段階に分けて徐々に徐々に理解できるような編成になっているので、解説が分からず投げ出してしまうようなことがないような構成になっています。

④公務員試験(地方上級)の「数的処理」と「文章理解・資料解釈」の問題集

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5を通常科目の勉強に飽きたときに隙間時間で取り組むことも気分転換になって良いかと思います。効率の良い計算方法やグラフの効率の良い読み方など限られた時間に効率よく問題を解くという観点で参考になると思います。



それぞれの具体的な勉強・活用方法とは

①について
教科書を読む⇨分からない用語をチェックし用語集で調べる⇨調べた用語を自分なりに解釈し、教科書の端に自分なりに書き込む⇨単語帳のようなものに調べた用語を書いておき、定期的に見返すようにする。

②読み物なのでとにかくしっかりと読むことをお勧めします。また、物理などは特にそうですが、焦って問題を解きたくなりますが、概念を正しく理解していれば初めて解く問題でも難しく感じないのです。そのため、まずこの本をしっかりと読み概念を理解してから問題に取り組むことをお勧めします。

③自分の苦手としている分野を絞り、その単元の問題集を買います。大森先生の問題集をひたすら進めていき、区切りごとに学校指定の問題集などで類似問題に取り組んでみることを勧めます。

④上記にも書きましたが、通常科目の勉強に飽きたときに気分転換にやることで基礎的な問題処理能力が向上すると思います。”

試験直前であなたができること

試験直前にできることは、自分がこれから受ける試験の過去問問題を複数解くことです。過去問を解き続けることで問題の特徴に慣れてきます。試験本番でよくあるミスは、その問題特有の聞き方や問い方に慣れておらず、同じ問題を普段使っている問題集で聞かれれrば答えられるのに、聞かれ方が変わることで答えられなくなるということです。

過去問を複数解くことで、試験当日にそのような状況に置かれることが少なくなり、本来の力を十分に発揮することができます。試験直前に暗記項目の幅を増やそうとしても記憶力には限界があります。そんなことをするよりも今ある力が限りなく100%発揮できる準備をすることをお勧めします。

また、この対策の良い点は、センター試験など特に癖が強い問題では、直感で正解を導ける可能性が生まれることです。どうしても分からない状況に立たされた時は割り切って直感でマークをすることで点数を稼げます。現役生と浪人生で差が生まれるのはこういったところだと思います。



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