ビジネスレベルほどではないが、問題なく日常会話で意思疎通ができるレベルになることを目標にしている方を想定しています。
たとえば、ゴールのイメージとしては
・海外旅行のレストランや買い物でスムーズに目的のものが手に入れられる
・日本でも、外国の方から道を尋ねられたりしたときに齟齬なく案内できる
という感じです。勉強法としては、
・耳と口で慣らす
・語彙力を増やす
この2つを重点的に行います。
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英語学習法の大切なポイントは2つ「耳と口で慣らす・語彙力を増やす」
一番の課題はリスニングと語彙力だと感じています。
ネイティブの人たちのスピードや略語、スラングなど、口語で話すうえで不可避なところで相手の言いたいことがうまくくみ取れない時があります。聞き返したり、ゆっくり話してもらえば問題ないのですが、スムーズに会話ができるようになるには、まず話すスピードに慣れ、正確に聞き取れることが大切であると感じます。
スラングや略語に関しては、基本の英単語や英文法を身に着けてから、後回しでもいいと思います。
語彙力に関しては、経験から、単語がわかれば文法の知識があいまいでも、なんとなく言いたいことがわかるので、多いに越したことなはいと思います。
2点を集中して学習してみよう
先の内容と重複しますが、
・耳と口で慣らす
・語彙力を増やす
この2点が重要であると思います。具体的な勉強法としては、口語で話している学習教材やニュースをたくさん聞くこと、
マネして音読してみること。
学習教材はスクリプトとCDがセット販売されているものがあるので、スクリプトで文章を読みながら耳で聞いて音読します。
最初はついていけなくても、とにかく繰り返して慣れることが大切です。
そうしていると、ネイティブに近い発音やアクセントはここで置く、などの感覚がつかめるようになります。
さらにわからない単語が出てきたら、都度調べてメモをしていくと、繰り返し読むたびに目に入るので自然と覚え、語彙力アップにつながります。
toeic800点は取れます
リーディングの肝になるのは語彙力であると思います。文法ももちろん大切ですが、文法を覚えるより単語を覚えるほうが取り組みやすいではないかと思います。
私自身、文法は苦手であまり覚えられなかったので、とにかく単語をたくさん覚えておくことで、文章の骨子をつかめるようにしておきました。長文読解になると、1文1文が長くなり、その文章が何を言いたいのかわからないなることがあります。
そんなときは主語と述語に線を引き、後ろから修飾されている場合は、どの単語に対してなのか、どこまでが修飾文なのか
マーキングしておくと混乱しにくいです。マークする癖をつけましょう。この方法で、TOEICでは800点、英検準1級に合格できました。
聞いた音をそのまま真似してみよう
聞いたままマネをしてみることです。そして、覚えてしまうくらい何回も繰り返すこと。
好きな洋画がある場合は、英語で鑑賞してみるのも覚えやすくていいと思います。
その際は、できれば音声も英語、字幕も英語に設定して鑑賞するといいです。
繰り返し聞いて、はっきり発音するところと、後ろの単語とつなげるように発音するところの違いをつかんでいきます。
たとえばMy dad will~(マイダッドウィル~)が、口語発音だとMydad’ll~(マイダドル)と一気に発音される、などです。
※こちらは映画「Stand By Me」のセリフを参考にしました。
こうした発音や略語などに耳から慣れることで、日常会話レベルを聞き取る力が上がっていきます。
私の口真似学習法
まずは1冊購入し、CDを聞きながら繰り返し音読していきます。私は1章づつを暗記できるほど聞き込み、口マネをして、空で言えるくらいになったら次の章に進んでいました。
早くてついていけないところがあっても、完璧でなくていいのでマネをすることを重視していました。繰り返しマネをしていくと、だんだんと聞くのも話すのもスピードについていけるようになります。
章が進んでいくと、CD音源を聞かなくても「多分この文はだいたいここにアクセント置くかな」と予測できるようになりました。
また、わからない単語は線を引いて意味を書き込んでおきます。繰り返しそこの部分を目にすることで、自然と覚えるので楽に語彙力が上がっていきました。
メリット
口語に慣れるので、英会話の実践に近い形で力がついていきます。わからないところやできないところは自分のペースで何度でも繰り返すことができます。
毎日聞いていると英語そのものに慣れるので、英語への意識や抵抗感が減っていくと思います。英検やTOEICなど、リスニングやスピーキングの課題のあるテストの対策にも活かせると思います。
音読を繰り返すのがポイントになるので、電車の中や移動の時間を使いたい、という場合に少し難しいかもしれません。ただ、耳から繰り返し聞くだけでもやらないよりだいぶ変わると思います。文法や語法はあまり意識していないので、受験対策がしたい、という場合は不向きだと思います。
まとめ
口真似は最初は恥ずかしいかもしれないけど、とにかく慣れるまでやってみてほしいです。日本人の傾向として、「正しい英語を話さなきゃ」と思うあまり固まってしまう、ということが多い気がします。
けれど、大事なのは「聞こうとする、伝えようとする」意識です。この勉強法なら英語への抵抗感がなくなるし、「それっぽく」話せるようになります。英語でコミュニケーションが取れると、海外旅行もぐんと楽しくなるのでおすすめです。